私たちは、小さい頃から『頑張って努力すれば目標を達成できるぞ!!』と、教えられてきました。
大人になってからも、あらゆる場面で『努力が足りないから成功できないんだ・・・』、『嫌なことから逃げてるから結果が出ないんだ・・・』と、真面目な人ほど自分を追い詰めてしまいがちです。
たしかに、何もしなければ結果も出ないし、成功もしません。
でも、頑張ったから、努力したからといって必ず成功するワケでもありません。
それはなぜでしょう?
それは、頑張りすぎてしまうと、それ自体が目的になってしまうからです。
『努力さえしていれば、いつか成功できるぞ!』と、ほかの成功するための要素を除外してしまうからです。
成功は誰かを幸せにした分だけ、対価として返ってきた結果です。
残酷なことを言うようですが、自分よがりの努力をした結果の対価ではありません。
人が求めていることを予想して具現化し、提供できて、初めて対価を得られます。
対価、つまりお金だけが成功ではないのでしょうが、『成功=お金』の図式は否定できません。
どんな啓発本や成功の法則について書いている本にもありますが、社会つまり他者への貢献度が数字として表れたものが、お金という指標なのです。
そして、本当に社会への貢献度を意識している人は、その得たお金という評価さえも社会貢献のために還元します。
ここまでくると、努力することではなく、他者へ還元することが目的となり、好循環のサイクルになってきます。
目的は何なのかの再認識が必要です。
努力していれば何も言われ無いし、ほかの人は哀れんで、お金を恵んでくれるかもしれないし、面倒を見てくれくかもしれません。
でも、自分よがりの努力は誰のためにもなっていません。
人に見せるための努力は、むしろ、自分を守るためだけに他者の同情をかうだけの行為です。
『自分はこんなにも頑張っていますよ~』なんてことは、誰の得にもなっていないのです。
『私は頑張っています』の弊害
『頑張っている』それを評価されることを目的にしては、いつまでも成功できません。
目的は成功することです。
成功にはさまざまな要因が関係してきます。
努力は一つの要因に過ぎません。
でも、小さい頃から私たちは、努力を最重要視するように教育されてきます。
上図のように努力が、成功という目的よりも大きくなってしまいます。
これが、俗にいう『結果よりも過程が大事』という状態です。
エンターテインメントなら、 泥臭い努力は美化されて感動を生むでしょう。
でも、いまの時代は流れが早く、一つの成功を生み出すのに多くの時間を費やしていたらチャンスを逃してしまいます。
つまり、時間だけを費やす努力は、むしろ、成功から遠ざかってしますのです。
いかに、スピードを意識して、効率的に成功できるかがカギとなっているのです。
そう、現代において成功ということだけを考えると、無駄な努力というものも存在するのです。
だからまずは頑張っているアピールをやめて、本当に頑張ることをやめる
だからまずは、頑張ることをやめましょう。
残酷なことを言うようですが、あなたは、必要以上に無駄な努力をしてきました。
だから、成功できなかったのです。
本来、誰かのためになることをすることは苦痛なことではありません。
むしろ、誰かを幸せにすることは喜びです。
あなたの遺伝的な記憶の中にも刻まれていることですが、生物の本来の目的は『種の保存』です。
『個の保存』ではありません。
つまり、他者にとって利益となることは、自分の目的を満たしていることにもなるのです。
『頑張っていれば安心』
『だれの利益になっていなくても、努力し続けていれば報われて成功できるんだ・・・』
その努力はだれのためなのか?
あなたが今、満たされておらず、成功できていないのなら、もう一度考え直すときなのかもしれません。
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