日本では毎年およそ7000人が口腔ガンになっていてそのうちおよそ3000人が亡くなっているようです。
他のガン同様早期発見できれば5年生存率も90%以上となり根治しやすいガンだということが分かってきているようです
ただ初期の段階だと口内炎と見分けがつかず発見が遅れてしまうというのが要因のようです。
特に喫煙者の口腔ガンの発生率はタバコを吸わない人と比べて、約7倍も高く死亡率は約4倍になると言われているようです。
特に お酒を飲んでいる時に一緒にタバコを吸う人は注意が必要です。
タバコの発ガン性物質がアルコールに溶けて口の粘膜に作用してしまうために発ガン率が高くなってしまうそうなのです。
自分でチェックしてみよう
- しこり、腫れはないか
- 口内炎のように赤くなってたり白くなってるところがないか
- 長期にわたって治っていない口内炎はないか
- 口内や歯茎に痛みを覚えるような入れ歯を使用していないか
- 食べ物を飲み込む時に違和感はないか
- 1日にタバコ二箱以上吸っていないか
- 一日で日本酒を3合以上飲むか
- 口の開閉はスムーズか
- 唇や舌に痺れはないか
- 歯が抜けた後や口内の間でしまった傷などの治りが悪くはないか
やはり、お酒やタバコはかなり発ガンリスクを高めてしまいそうです。
口内炎かと思っても、治りが遅い場合には早めの診療が必要です。
虫歯などの治療をせず長く放置していたり、口内を不潔にしていることもガン発生のリスクを高めてしまうので、常に歯磨きなどをしっかりすることもたいせつですね。
口腔ガンになりやすい年齢は?
ガン全体のデータですが、口腔ガンのみに視点を向けると少し傾向が変わってきます。(以下図)
ほぼ同じ値を示しているようですが六十歳を超えたあたりから急激に男性の発ガン率の方が増えています。
やはりお酒やタバコを嗜む男性の方が多いということでしょうか?
口腔ガンの特徴は?
口腔ガンの特徴として進行が早いというものがあります。
痛みのないステージ1から2が短く、強い痛みを感じるステージ3までには2ヶ月しかないと言われていて、ステージ3以降は口内の細胞が壊死し始めるステージ4までわずか一か月。
つまりステージ1から4までの間が3ヶ月前後しかないそうです。
そもそも他の癌に比べて認知度が低く、少しの口腔内の異変は気にも留めないようです。
しかし3ヶ月半などあっという間に過ぎてしまい、ステージ1から2が短く分かりにくいということもあり、ステージ3以降になってくるとリンパ節の転移なども考えられ、根治が難しくなっていくようです。
治療法は?
ステージ1から2までであれば抗がん剤治療や放射線治療が可能なようです。
ステージ3まで言ってしまうと外科的治療が必要になり、ステージ4以降はリンパ節や筋肉まで切除するひ必要が出てきてしまいます。
なるべく下の機能や口の機能を残すように手術してもらえるようですが、その度合いは進行の状況によるようです。
コメント