継続することの難しさ

ブログを始めてから、あらためて継続することの難しさを思い知る。

30年以上生きてきたから、それなりに経験を書いていけばどうにかなると思っていたが、ど
うにも思ったよりも早くネタが切れ、気持ち(モチベーション)がついてこなくなってくる。

インプットがなければ、アウトプットはできない。

アウトプットをするにはその10倍くらいはインプットしなければならない

それぐらい、アウトプットは難しいことなんだと気づいてしまった。

若いころに観た映画の感想を書こうとしても、そのときに感じた思いは今は書けない。

良くも悪くも、時間が経ちすぎてしまっている。

年を重ねるごとに感動できるものも減ってくるように思える。

鈍感になるとか、感受性が弱くなってくるというのとも違って、やはり、経験とか衝撃というのは初めて感じたときが一番強くて、重ねるごとに弱くなってくるのだ。

人間の記憶が遺伝しない理由もこのあたりにあるような気がする。

人間に限らず、生命は生存と繁殖を第一の目的においている。

身体的な進化(記憶)は、こんなにも変化を繰り返し環境に適したものに姿を変えてきたのに、情報(記憶)だけは何も引き継がない。

この場所で食料が取れるとか、ここは危険な生物がいるとか、そういう長い間変わらない環境とか、知識などは絶対に親から子へ、せめて一世代だけでも記憶として受け継いだほうが生きていく上で有利だと思うのだが、そうはしなかった。

記憶を受け継ぐことは、生存や繁殖に対して何らかの形で阻害する要因になってしまうからだ。

だから生命は、身体的な遺伝情報のみ受け継いでいく方法を選択した。

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